調停でも審判でも決着が着かなければ - 相続で揉めたときの調停について

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調停でも審判でも決着が着かなければ

遺産について相続人同士で揉めたら、調停に入り話し合いが行われます。
そこでお互いが納得した上で合意したのならば、話は終わりです。
しかし時には何回・何十回話し合っても、納得いかないこともあるでしょう。
その時は裁判へと進みます。

しかし調停で決着がつかなかったからとはいえ、いきなり裁判になることはありません。
その前に「遺産分割審判」が行われ、遺産の割り振りについて決めていきます。
審判官立会は当事者達の証言や証拠を調査した上で、遺産の割り振りを決めて行きます。
でもそれでも審判の内容が、必ず納得のいくものになるとは限りません。
調停でも審判でも納得がいかなくなると、後は裁判で決着をつけることになります。

裁判になると話はかなり厄介なことになります。
ここまで来ると、弁護士に任せて頂くしかありません。
遺産についての裁判と一言で言っても、ケースは様々です。
場合によっては数年近くかかることも、覚悟した方が良いでしょう。
もちろん金額もかなり掛かります。
争う金額によって前後しますが、安く見積もっても十万円単位になります。

ただ時間やお金よりももっと大きなダメージが、親族間に入る亀裂でしょう。
争う相手のほとんどは、おそらく血のつながった家族になるかと思われます。
裁判にかかる精神的ダメージは相当なものなので、覚悟をして臨むしかありません。

では遺産にまつわる裁判には、どういう事例があるのでしょうか。
裁判となると遺産はかなりの額になるのかと思うかもしれませんが、実はほとんどが5000万円以下となっています。
しかも裁判期間もかなり長期化されており、中には最高裁にまでもつれ込んだケースも少なくないのです。

遺産にまつわる問題は非常にデリケートなもので、自分の希望をなんとしてでも押し通したいと考えている方も多いでしょう。
それが間違いであるとは言いません。
寧ろ積極的に攻めるべきだと思いますが、時には一歩引くのも重要かと思います。